みなさん、こんにちは。中村です。
今回は、Aritigiano ciao (アルティジャーノ チャオ)代表丹下さんの人生を変えた「クラシコイタリアとは?」
に迫っていきます。
「最高水準のもの作りをするアルティジャーノ 集団」
アルティジャーノチャオは、
クラシコイタリアと呼ばれる世界最高峰の技術を持つ職人たちが生み出したプロダクトを中心にセレクトした古着屋です。
では、「クラシコイタリア」とは一体何でしょうか。
クラシコイタリアとは、
1986年に設立されたクラシコイタリア協会に加盟する仕立て屋(サルト)が伝統的な製法で作る製品の傾向のことを指します。
クラシコとは元々ラテン語のclassに由来していて、
「古典的な」「格式のある」といった意味がありますが、
実は「最高の」「最高水準の」「正統の」
といった意味もあります。
つまりクラシコイタリア協会とは、イタリアの最高水準のもの作りをする職人たちの集合体とも言えそうです。
そして、その職人(アルティジャーノ )たちの技術や思想を後世に継承していくことも大切な使命なのです。
クラシコイタリアの紳士服は、
「時代に左右されない正統な最高品質の紳士服」であると言えます。
イタリアクラシコには「自由さ」がある

「クラシコイタリアの魅力は、自由さである。」
と、丹下さんは答えてくれました。
どういう意味でしょうか。
まずクラシックスタイルの世界には、
世界3本柱であるイギリス、アメリカ、イタリアが存在します。
ブリティッシュトラッド、アメリカントラッド、クラシコイタリアの三つ。
ごく簡単に説明すると、
スーツの源流であるイギリスは、
「公正さ」を重んじ、装飾ではなくシルエットや構造が重要で合理的な作りが特徴です。
体型を補正してくれる構築的なシルエットで、カチッとしていて洗練された鎧のようなイメージ。
アメリカはウエストの絞りがないボックスシルエットで、ゆとりがあって実用重視なイメージです。
イギリスの文化の影響を受けた、ウエストのシェイプしたブリティッシュアメリカンスタイルなどもあります。
対して、イタリアの特徴は「美」を追求することが絶対的価値観としてあり、美と構造の両面からのアプローチをします。
美を追求する彼らのスーツは、イタリア各地で、またはサルトリアによって美意識が異なるので、
例えば北部のミラノスタイルや南部のナポリスタイルは特徴が全く異なります。
それぞれが自分たちの思う「美」を追求し続けた結果、国内で地域によって多種多様なスタイルが生まれたのです。
実はクラシコイタリアとは、
その多様性が故に「一言では言い表せない。」のです。
しかしそれと同時に、多種多様なスタイルがあるからこそ、
どんな人にも「自分に合ったスタイルを必ず見つけ出すことができる。」と丹下さんは言います。
そんな懐の深さにこそ、クラシコイタリアの魅力があるのです。
眠くなってきましたか?
なんだか難しそうですよね??(笑)
でも安心してください。(笑)
私たちが、皆様お一人お一人にとって最適な選択肢を探すお手伝いを致します。
服はあくまで人を引き立てるものであり、主役である皆様のニーズを汲み取ることこそが、服選びに大切なことであると考えます。
それは腕時計でも同じで、様々なことに共通して言えることではないでしょうか。
ジャケットはまるで生き物のように体に吸い付くような着用感があると形容されます。
そんなクラシコイタリアのジャケットやスーツは、きっと着るだけでエネルギーが湧いてくるはずです。
是非、ご試着だけでもしていただき、触れてみてください。きっとその素晴らしさに感動するはずです。
中村